アルミボート、FRPボートやカヤックを購入したいけど
- どーやってダムまで運んだらいいの?
- ボートを車の屋根に乗せて走っているけど、法律的にOKなの?
- 車検はとおるの?
と悩んでいませんか?
実は道路交通法を理解していないと、知らぬ間に法律違反になってしまう可能性があります。
なぜならキャリアを付けて公道を走行する場合、道路運送車両法の保安基準、道路交通法施行令第22条を守らないと行けないからです。
私はキャリアにアルミボートを乗せて釣りに行っています。
8年間続けていますが、法律を守っているので、警察にお世話になることはありませんでした。
この記事では、法律違反をしないための知識とオススメのキャリア・付属パーツなどを紹介したいとおもいます。
この記事を読むと
- 公道を走行する時に守るべき法律の内容がわかる
- 車検をクリアできるのかが分かる
- 違反した場合の,罰金額が分かる
- オススメのキャリアや付属パーツが分かる
結論は、キャリアを使用してボートを運ぶためには2つの法律を遵守する必要があります。この記事の内容を理解していれば警察に捕まらず楽しく釣りができます。
車検は条件を一定の条件に当てはまらなければ、問題なくクリアできます。
今の内容を読んで、カートップって面倒だなって思ったあなたにはゴムボートがオススメです。軽量でコンパクトなで携行性に優れています。
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そんなあなたはぜひ読んでください。
キャリアとは
ボートを車の上に乗せて運ぶ、いわゆる『カートップ』をするために必要な道具です。
有名なメーカーは
- INNO
- THULE
- TERZZO
キャリアと普通自動車免許さえあればカートップにできます。トレーラー牽引に比べ低コストでボート釣りを始めることがてきます。
キャリアの価格は車のサイズによって変わりますが、25,000円〜が目安となります。
【レーラー牽引のデメリット】
- 牽引免許(講習+試験の合格)が必要。講習を受講する可能有無で金額は約6000円から13万円前後は必要。
- トレーラーの車検が2年に1回必要。お店で車検すると、約44000円かかります。
- スロープが無いとボートが降ろせません。
カートップで走行するために、知っておくべき法律は?
カートップでボートを運ぶためには道路交通法を守らなくてはいけません。
項目の多い道路交通法のなか、カートップで走行するために注意する点は、たった2つ。
外部突起物規制
道路運送車両法の保安基準の事。国土交通省のHPから引用
第18条 自動車の車枠及び車体は、次の基準に適合するものでなければならない。
二 車体の外形その他自動車の形状は、鋭い突起がないこと、回転部分が突出してないこと等他の交通の安全を妨げるおそれのないものとして、告示で定める基準に適合するものであること。ただし、大型特殊自動車及び小型特殊自動車にあつては、この限りでない
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html
簡単に説明すると
鋭い突起でなければ、公道は走行可能です!申請も不要です。
どんなキャリアが外部突起物規制をクリアしてるの?
筆者が使用しているINNO(イノー)のキャリアは外部突起規制適合品です。
外部突起規制適合品についてイノーから引用
■認定品「Eマーク」をつける事で
「Eマーク」取得の製品であれば、規制対象車でもキャリアを外さずに車検を通す事ができます。判断基準が明確になるので、ユーザー様や販売店様に安心して製品を使っていただく事ができます。オレンジ色で外部突起規制適合品と記載してあるマークがあれば法律上問題ありません。
イノー https://www.carmate.co.jp/news/press/post-31.html
道路交通法施行令第22条 積載物のはみ出しについて
車の大きさに対して、はみ出していい範囲が規定されています。
少し難しいですが、分かりやすく解説していきます。
詳しく知りたい方はリンクで確認してください。
道路交通法施行令第22条3号 イ・ロ・ハ
【積載物の大きさ制限】
イ:自動車の長さにその長さの1/10の長さを加えたもの
ロ:幅は自動車の幅
ハ: 普通乗用車は3.8m、軽自動車は2.5mです。
イ:3mの長さの車だと3.3mのボートまでOKです。
ロ:車の幅より大きい幅のボートは違法です。
車検証の右上に車の長さ・幅・高さが記載されていますので確認しましょう。
道路交通法施行令第22条4号イ・ロ
【積載方法の制限】
イ:自動車の車体の前後から自動車の長さの1/10の長さを超えてはみ出さないこと
ロ:自動車の車体の左右からはみ出さないこと
イ:3mの長さの車だと、ボートの長さが車からはみ出ていいのは前後、0.3mまでだよってことです。3.3mのボートを乗せた場合、0.3mはみ出てしまいます。なので前後どちらかに0.3mはみ出すのは問題ないです。ボートを前より・後よりに乗せて、前方もしくは後方に0.3m以上、はみ出すのは 違法です。
安定する真ん中にボートを乗せようねって意味合いだと思います。
ロ:車の幅が1.5mの場合、乗せられるボートの幅は1.5mです。それを右より・左よりに乗せて車から、はみ出すのは違法です。
【軽自動車の場合】
高さがボートとキャリアの組み合わせ次第で2.5mを超える可能性があるので気をつける必要があります。
軽自動車に11フィートのボートが乗せられるのか
軽自動車の規格は全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下です。
仮にこの大きさとして計算してみます。
ボート:SOUTHER JW-11
長さ:3.3m 横幅:1.117m 深さ:メーカーに記載なし
長さ・横幅はそもそも車より小さいので問題ありません。
ボートの深さ+キャリア+車体の高さ=2.5m以下なら高さ制限も問題ないです。
違反すれば罰金と減点が科せられる
正確には反則金と減点があります。
大阪府のHPから引用
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/material/files/group/2/Hakusho_r02_04.pdf
【積 載 物 大 き さ 制 限 超 過】
- 反則金7000円
- 減点1点
楽しく釣りをするために保安基準と道路交通法施行令第22条はちゃんと守りましょう。
キャリアをつけたままで車検はクリアできる?
ボルトなどで簡単にハズせることができれば、つけたまま車検は問題ないです。
ただしリベット止め・溶接した場合は取り外すか構造変更申請が必要。
筆者が使っているイノーのキャリアは先述した通り、外部突起規制適合品・ボルト止なので、車検で問題は起きていません。
オススメのキャリアは?
アルミボートはINNO一択!
カヤックであれば、TERZZO、THULEも選択肢に!
筆者はイノーのキャリアでカートップにしています。
画像点はイノーHPより引用
ボートアタッチメントプロとスライドキットを併用することで、一人でも積み下ろしが可能になります。
現実的に、これがないと一人で積み下ろしは不可能です。
スライドキットがあることで車にボートをぶつけてしまうリスクが激減します。筆者は2人で積み下ろしする場合でも、必要だと感じています。
ボートアタッチメントPROにはローラーがついているので、屋根の上をスルスルっとボートが移動するので力がいりません。
1人でボートを積み下ろしする場合は、別途ドーリー(ボートにつけるタイヤ)が必要です。
【番外編】積載量について
ボートにエレキやバッテリー、釣り道具を乗せると、それなりの重量です。
車に積載できる重量が気になりますよね。法律で積載量が決まっているのでしょうか?
結論から言うと、法律的には積載量の制限はありません。
トヨタ自動車株式会社 お客様 相談センター より引用
乗用車には、最大積載量の概念がありません。
車両全体としての目安は、乗車定員×55kg+人数分の手荷物程度と考えております。
この数値を大幅に超える重量の荷物の積載は、安全上お控えください。
トヨタ自動車株式会社 お客様 相談センター
https://faq.toyota.jp/faq/show?id=4762&site_domain=default#:~:text=%E4%B9%97%E7%94%A8%E8%BB%8A%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%80%81%E6%9C%80%E5%A4%A7%E7%A9%8D%E8%BC%89,%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%B8%8A%E3%81%8A%E6%8E%A7%E3%81%88%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82
ただ車の耐久性があるから乗車定員×55kg+人数分の手荷物程度に抑えてねってことです。
この例を参考に
【普通車の場合】
5人×55kg+2.5kg(手荷物を0.5kg/人と仮定)=277.5kgまで積載可能となります。
自分の体重+ボート・エレキ等を足しても、まだまだ余裕がありますね。
後は、キャリアの耐荷重を調べて、その範囲内のボートを見つければいいだけです。
まとめ
保安基準と道路交通法施行令第22条をクリアすれば、公道の走行は可能!
積載量は気にしなくてOK。
高さに気をつければ、軽自動車でも11フィートボートをカートカートップにできます。
法律を守って気持ちよく釣りをしましょう。
この記事を読んで、カートップって面倒だなって思ったあなたにはゴムボートがオススメです。軽量でコンパクトなで携行性に優れています。
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