バス釣りのボートフィッシングにおいて、ゴムボートは最も安く始められる方法です。
メリットは免許不要で操縦でき、価格も安く、運搬や収納も楽なところ!
ただ、ゴムボートの中でも値段のバラつきがあったり、機能性も様々。素人から見たら、どれも一緒のように感じてしまいます。
そもそも、ゴムボートってどんなのがあるの?
買う時の注意点は?
穴があいたらどうしよう、、転覆したらどうしよう、、と、
不安になり購入を迷ってはいませんか?
実は、その不安を解消するのは簡単です。
なぜなら
- ゴムボート本体
- 動力源
- 運搬や準備
- 必要なもの
- リスク対策
おおまかに、この5つを理解すればいいからです。
この記事を読むと
- ゴムボートの基礎知識がわかる
- ボートのサイズの決め方がわかる
- ボートの動力源に何があるかわかる強度や安全性についてわかる
- 運搬・収納・準備・片付け・保管の方法がわかる
- 必要なもの、あると便利なものがわかる
初心者が失敗しないゴムボートの選び方(免許不要版)をユーザー目線で簡単に解説していきます。
結論はこの記事を読めばゴムボートで釣りをするために、必要な情報が全て身につきます。
不安が解消されたら、次はゴムボートを探しましょう。低価格でオススメのゴムボートについてまとめています。
〈釣りで稼ぐ〉
釣具を買うだけでは損しています。
ぼくは釣具のブログを書いただけ、36,000円稼ぎました。
ブログで稼いだお金で、また釣具を買う。
夢の“不労所得”の完成ですね。
- ブログは30分で作れる。
- 初期費用0円。
- スキマ時間にサクッと執筆。
ほぼノーリスク!
物価が上がって生活きびしいけど、でも釣具は買いたい。
そんなあなたはぜひ読んでください。
ゴムボートって免許がいるの?
小型船舶免許がいるのか、いらないのか。
ゴムボートは条件付きで免許不要で操縦できます。
理由を簡単に説明すると
- 長さ3.33m以内のボートで2馬力(1.5Kw)未満の船外機、もしくはエレキモーターなら免許不要でOK‼
- 乗員数の制限なし‼
簡単に説明するとパワーです。
この数字が大きくなるほど、早く進みます。
1馬力は約0.7355Kw
法律上、乗員数の制限はありませんが、ボートの自体に乗員数の制限があるので、何人乗ってもいいわけではありません。
詳しく知りたい方は、国土交通省のHPのリンクを張っておくので、確認してみてください。
興味のない方は、読み飛ばしてください。
国土交通省のHPに免許不要の条件に登録長3m以内と記載されています。
なのに、なぜ船の長さ3.33m以内でOKなのか疑問ですよね。
その疑問を理解するためには、登録長について理解する必要があります。
登録長=船の長さ×0.9
3.33m(船の長さ)×0.9=2.997m(登録長)となり、3m以内に収まる仕組みとなっています。
登録長が3m以上もしくは、船外機など推進力が2馬力以上になると小型船舶免許が必要です。
船の長さと登録長を混同しやすいので注意が必要。
まとめると
- 実寸は3.33m以内
- 登録長は3m以内
と覚えてください。
船外機・エレキの詳しい内容については後述します。
ゴムボート本体について
ゴムボートとインフレータブルボートって違うの?
ゴムボート=インフレーターブルボート‼同じものです。
有名なメーカーは
アキレス・ジョイクラフト・アクアマリーナ・バイソンウェーブなどがあります。
パワーボート・ローボートって違うの?
違いは動力
- パワーボート:船外機・エレキモーター
- ローボート:手漕ぎ・エレキモーター(モーターマウントが必要)
ただ、メーカーによりローボートでも2馬力未満の船外機が使用できるも発売されており、上記の定義はあってないようなものです。
エレキ・マウントについては後述します。
ボートの素材って、どんな種類があるの?
ゴムボート購入で、大きな分かれ道になるのが素材選び。
耐用年数が優先なら①CMS
コストが優先なら②PVC
ここが一番大事です‼
①CSMとは
耐久性が高く・紫外線や温度変化に強いゴム。
基布と呼ばれる素材をCMSが挟むように層をなしています。
ゴム製なので気温変化の影響を受けにくいです。
耐用年数の目安は10-15年。
後述する②PVCより高価ですが、その分、長期間使用できます。
こんな人にオススメ
- 安全を重視したい
- 長く使いたい
- ボートがあまり揺れてほしくない
②PVC
ポリ塩化ビニルが使われています。
ゴムに比べてビニールの方が弱のは、なんとなくイメージつきますよね。
耐用年数の目安は5-10年。
耐久性が低いので、使用頻度・環境による影響が出やすいです。
こんな人にオススメ
- 安価に済ませたい
- ゴムボートを試してみたい
- いずれは他のタイプのボートを購入する予定
フロアは3タイプ
小スペースで保管、持ち運びを楽にしたいひとはエアーフロア‼
走行中に安定性を求めるならウッドフロアかアルミフロア‼
エアーフロア:空気を入れて膨らませる。意外としっかりしています。
アルミフロア・ウッドフロア:3-4分割されたアルミ・ウッドの板をフロアに敷き詰める。
リンク
ゴムボートのサイズと乗員数って、どうやってきめるの?
2人で乗るなら、4人乗りサイズのボートがオススメです。
長さで言えば、全長3m〜3.33m以内のボートが妥当‼
なぜなら
全長3mあっても、内寸は2.5m位になるからです。
3mのアルミボートでも定員はだいたい2名。
アルミボートで大人2人が釣りをする場合、竿先が当たることがあります。
こんなイメージです。
定員オーバーは論外ですよ
強度の基準ってあるの?
統一された基準はありません。
強度はCMS・PVC・基布の質や素材の厚さが重要になってきます‼
大手メーカーはHPに素材についても詳しく書かれていて、安心できます。
格安のボートだと、メーカーHPすらないことも多いです。安心して命を預けられないですよね。
参考まで、よく見かけるのはデニールとデシテックスについて解説します。
その証拠に、世間では1000デニールのストッキングが販売されています。
これは両方とも糸や繊維の太さを表す単位です。
1000デニール・1100デシックスのゴムボートが多い印象です。
単純に、デニール・デシテックスの数値が大きいと繊維が太くて丈夫でしょって理論です。
ただ、太い繊維だから高強度とは限りません。
◯◯デニール・◯◯デシックス以上なら安全!
そんなことはない!
デニール・デシテックスはあくまで目安です。
興味がある方は参考までに↓↓長いので、興味のない方は読み飛ばしてください。
9,000mの糸の重量が1gで、1デニール(D)
例えば、
1,000デニールは9,000mの糸の重量が1,000gです。
10,000mの糸の重量が1gで、1デシテックス(dtex)
例えば、
1,000デニールは10,000mの糸の重量が1,000gです。
1デシテックス [dtex] = 9000 / 10000 × デニール [D] = 9 / 10 × デニール [D]
1デニール [D] = 10 / 9 × デシテックス [dtex]
同じ糸ならデニール<デシテックスとなります。
ゴムボートの重さって、どれくらい?
絶対ではないが、重たい=高強度‼
当然、サイズが大きくなると重量が増えます。
無名のメーカーで長さ2mのボートだと10kg前後が多い印象です。
有名メーカーで長さ3mだと30kg前後くらい。素材が厚くなるので重くなりやすい傾向があります。
強度が高くなると携行性が落ちるので、強度と携行性どちらをとるか十分に考える必要があります。
走破性はどう?
2馬力以下のゴムボートでは、船底(ハル)はフラット形状が多いと思います。
フラットな形状で、水の抵抗を受けづらく少ないエネルギーで進むことが可能です。その反面、波風の影響は受けやすいため注意が必要です。
動力源について
船外機?エレキモーター?
船外機
エンジンで動きます!燃料はガソリンです!
当然、エレキよりスピードは早いです。
- 船外機に2馬力と記載されていても1.5Kw以下のものがあります。それは免許不要で操縦できます。
- 船外機NGのダムもあります。事前に確認しましょう。
こんな人にオススメ
- 移動時間を短くし効率的に動きたい
エレキモーター
モーターで動きます‼こちらはバッテリーがエネルギー源です‼
ゴムボートの場合、ハンドコンを装着できます。
エレキを乗せるためにはモーターマウントが必要
エレキをボートにつけるための台です。
船尾についています。
純正装備、もしくは自分で買って後から装着することも可能です。
ここが脆そうだったら、軽めのエレキがいいでしょう。
こんな人にオススメ
- 安価に効率的に移動時間を短くしたい
- 持ち運びを手軽に行いたい
- ガソリンを保管・持ち運びしたくない
私が使用しているハンドコンです。頑丈でコスパがいいのでオススメです。
安くてコンパクトで軽量なハンドコンを扱っているハイガー産業についてまとめています。
エレキを動かすためには、対応したバッテリーを必要です。
運搬・準備・片付け・保管ってどうするの?
ここがイージーなのがゴムボート最大のメリット
《運搬》
畳んだ状態で軽自動車-普通自動車のトランクに入る ‼※ボートのサイズにより収納サイズは変わります。
《準備》
ボートを広げる→バルブに電動ポンプをつけて給気開始→フロアマットを引く。
10分
《片付け》
バルブを開き空気を抜く→手で押さつけて更に空気を抜く→折って丸めながら空気を抜く。説明書通りにキレイに畳む。
3mのボートで5分
《水洗い》
広げて水をかければOK。石やゴミを取り除き、表面の損傷を予防。
注意‼
高圧洗浄機は水圧を弱めに。先述したとおり、ゴムボートは三層に接着されて出来ているので、強い水圧だと剥がれる可能性があります。
《保管》
素材的に紫外線・熱弱いので、陽の当たらない、風通しのいい場所が最適です。
夏場の車の中に放置なんて絶対ダメです‼
必要なもの、あると便利なもの
必要なもの
▶オール
エレキ・バッテリートラブルで、水上で動けなくなる可能性はあり。
私はエレキの配線がショートして、1時間アルミボートを漕いで帰着したことがあります。
あの時はオールがあってよかった。
なので、オールは必須です。
▶ネット
ボート上でハンドランディンは可能です。ただ、ボートが傾き、転覆リスクが上がるのでネットの方が安全です。
ボートの中は道具で狭くなりがちなので、折り畳めるネットがオススメです。
あると便利なもの
▶ロッドスタンド
ゴムボートの中は意外と狭く、荷物であっという間に埋まってしまいます。特にロッドは長く、複数ロッドを持っていくと、
- キャストでロッド同士が当たってしまう
- 波でボートのバランスが崩れてしまう
などで
置いてたロッドが落水なんてことも、、、
純正でボートについている場合と、後付でも装着可能です。
▶アンカー
ボートポジションをキープするための道具です。
ゴムボートは風の影響を受けやすく、ボートポジションをキープする場合、オールかハンドコンを使用する必要があります。
再々、手を使う必要があるので釣りになりません。
そんな時に、アンカーを使用していればボートポジションをキープしやすくなります。
アンカーには2つのタイプがあります。
①アンカー
イカリ(錨)のこと。
底に落として、引っ掛けてボートポジションをキープさせます。
たまに引っかかって取れないことがあります。
収納しやすいフィールディングアンカーがオススメです。
②シーアンカー(海錨)
水の中に小さいパラシュートを入れて水の抵抗でボートを安定化させる方法。
▶電動エアーポンプ
アキレスHPより引用 https://www.achilles-rf.com/boat/mustitem/
現地についたら、すぐに釣りを始めたいですよね?
これがあれば、一瞬で膨らますことが可能。
フットポンプで膨らませると、かなり時間がかかります。釣りを始める頃には汗だくなんてことも。
購入時の注意点は
- ゴムボートのバルブ(空気を入れるところ)と電動ポンプのソケットのサイズがあっているか
- バールの強さが適切か
バールとは圧力の単位。
どれくらいの圧力で空気を入れるかってことです。
ボートに記載してある以上のバールで空気を送ると破裂するリスクがあるので注意が必要。
メーカーHPには適切なバールの値が表記されていないです。電動ポンプ購入を検討している方は、メーカーに問い合わせするほうが無難だと思います。
ボートに記載がなければ弱いバールで送風するしかないと思います。
あと、バッテリーが必要になります。
リスク対策
もしもの転覆に備えて
万が一の破損に備えて、気室数が多いものを選ぶ‼
以上のことから、気室が2コ以上あるものが安全と言えます。
釣行中のリスクと解決策
▶ガムテープ
小さい穴なら、一時的な応急処置に使える可能性あり。
▶排水バケツ
雨が降った時、予想以上にフロアに水溜まります。
沈没しないように定期的に排水しましょう。
▶スマホ+防水ケース
大事なスマホを守るためのマストアイテム。
山間部だと予期せぬ雨が降ることもあります。
もし落水しても、スマホがあれば、助けを呼べるので必ず準備しましょう。
▶笛
昔ながらのシンプルなSOS信号。
転覆した時に、近くで釣りをしてい人に気づいてもらえる可能性が上がります。
フローティングベストだと笛がついていますが、自動膨張式だとついていません。
▶根がかり外し
オーバーハングの中にルアーを入れたいのに、上の木に引っかかることがありますよね。
筆者はよくあります、、、
オカッパリだと取りに行けないけど、ボートだと取りに行けます。
調子に乗ってルアーを回収しに行くと、気づかぬ間にボートが木に当たり
パンクしてしまことも、、、
未然に防ぐためあると便利ですよね。
修理方法やメンテナンス
▶市販の修理キットを使用する方法
PVCのシートと接着剤がセットで販売されています。
小さい穴なら補修可能です。
アキレスやジョイクラフトは一定期間、無料修理がついています。メーカーにより保証期間、無料修理回数に違いがあるので、購入前に確認しましょう。
▶紫外線から守るスプレー
スプレーすると膜を作って紫外線から守ってくれます。
紫外線って実はいろんなものを劣化させるんです。
特にプラスチックは影響を受けやすい。
外に置いてあるバケツがすぐに破れる原因は紫外線です。
特にPVCに必要なアイテム
使える素材がゴム・プラスチック・ビニール・FRPなので、ゴムボート・FRPボートに使用できます。
まとめ
- 免許は?→長さ3.33m以内のボートで2馬力(1.5W)未満の船外機・エレキモーターなら免許不要でOK‼
- 使える動力は?→パワーボート:船外機・エレキ ローボート:エレキ・手漕ぎ
- オススメの素材は?→長く使うならCMS ‼ 安く抑えるならPVC‼
- 2人で釣りができるの?→3m程度のボートなら可能‼
- 強度は?→CMSの方が高強度‼
- 安全性は→気室が2つ以上のほうが安全‼
- 運搬・準備・片付け・収納って大変じゃない?→免許不要艇の中で一番ラク‼
次回は、今回の記事をベースにオススメのゴムボートを紹介します。
コメント